*読む前の注意*
この小説は、堅惇「饗宴」の続編です。
やはりエロいうえ、孫堅が相変わらず壊れてます(笑)
孫堅は優しいのよっ!とか、孫堅は受けなのよっ!とか、そういった主義主張をお持ちの方はUターンしてくだされ。
注意書きも読まず、または読んだのに小説を読んで気分を害したと言われても責任とれないっす。
ドンと恋★という方だけ、スクロールどぞv





















-灼熱-












董卓が帝を連れ、洛陽を捨てるように長安へ遷都せんとするべく兵を引き連れ西へと向かった。
今が好機、追撃せよと説く曹操の言葉は、連合軍の誰もが聞き入れなかった。
本気で戦う気のない諸侯らに、愛想を尽かした曹操が連合軍を抜けた。
追撃もしない諸侯らにやる事など無く、よって反董卓連合軍は空中分解した。

それから暫く、曹操と夏侯惇は故郷のショウへと戻っていた。

「元譲、今暫くは世に出ようとはせず、各国の情勢を事細かに把握する事にしようと思う…まぁ、出ようにも
兵が少な過ぎると言うのもあるのだがな」

曹操が壁に掛けた地図を見ながら、側で寝転ぶ夏侯惇に漏らした。
何するも無く、暇を持て余すように曹操の室へ入り浸り、ただゴロゴロしていた夏侯惇も、後ろ向きな様でい
て意外に前向きな曹操の言葉に飛び起きる。

「孟徳にぃ‥じゃなかった…孟徳、じゃぁっ、各侯のとこに客将として入り、内部を探りつつ募兵すればいいん
だな?」

デカい図体で喜びをいっぱいに表現する夏侯惇が犬の子の様で曹操は苦笑する。
鈍い様でいて、曹操が言わんとする事はすぐさま飲み込む。そんな夏侯惇との会話は曹操には気持ちのいい
ものだった。

「で、俺はどこに行けばいい?」

そう聞かれて返答に困った。
夏侯惇を行かせるつもりはなかったからだ、自分の側から離すつもりなどなかった。
それでなくとも、前の董卓討伐の際に、他の人間に夏侯惇を抱かれるなどという有り難くない目にあったの
だ。

「なぁ?孟徳聞いてるのか?俺も孟徳の為にいっぱい兵を連れてくるから」

普段は威厳を少しでも持ちたいと、見てる方が笑ってしまう程に凄みを利かせている夏侯惇が、曹操の前だ
と昔と変わらぬ甘えん坊のようだった。

「いや、元譲はわしと共に資金を調達して貰いたいのだ…」

資金調達などという仕事が夏侯惇にむかない事ぐらい、曹操にはわかっていたが、側にさえいてくれればい
いと思っているので、この際役に立つ立たないは関係なかった。
しかし、己の事に対しては異常な程鈍い夏侯惇も、自分に金策の才能がない事くらいわかっていたらしい…

「はぁ?俺に金集めなんか出来るわけないだろ?俺が兵を集めに行かないでどうする」

口をへの字にして腕を組んだ。
こうすると梃子てこでも動かない。
曹操が女遊びに行くのを遊んでくれなきゃイヤだと言って離さなかったしつこさを思えば、あぁ、これはも
う無理だと悟る。

「わかった、わかった……なら…本初の所に行ってきてくれんか?」

袁紹の所ならば行かせても差し障りはないだろうと算段し、肩に手を置く。

反董卓連合軍の件で仲違いはしていたが、袁紹は曹操とは幼なじみだ。
当然、夏侯惇も面識があった。

本音を言えば、袁紹などの情報はさして欲していなかった。
本当は、一番内情を知りたいのは別の所で…

しかし、人好きするうえ、曹操がもっとも信頼する夏侯惇を行かせるのが一番成果を期待できるとわかって
いても、そこに行けとは言うわけにいかない。
曹操は小さく息を吐いた。

阿瞞あまん!嘘をつくな!」

懐かしい幼名で突然呼ばれ、ハッと顔をあげる。

「そこじゃないだろう?本当に調べたいのは」

夏侯惇は、バレバレだとでも言いたげに、ふんっと鼻息を荒くした。
強い眼差しに直視され、曹操は困ったと同時に己をわかってくれていることに喜びを覚えた。

「しかし…あやつの所にお主を行かせるわけにはいかん」
「そりゃっ…俺の油断であんな事があったけど……孟徳っ!天下を掴むのだろぅ?俺の事など気にするな、
あんな事は忘れたわ!」

思い出したように、羞恥に顔を真っ赤にして夏侯惇が口ごもりながら言う。


お前が忘れても、わしが忘れんのだがな…あれは煮え湯を飲まされた心地だったわ…


曹操は複雑な顔をしていた。
まんまと最愛の従弟を摘み食いされたのだ、誰がすすんでその張本人の所へ送り出せよう…
いや、摘み食いではないと言っていたのだから、余計に質が悪い。
本人は意識を失っていた時の会話なのだから、知らなくて当然なのだが。

「孟徳っ!俺は、お前の役に立ちたいのだ!」

拳を握り締めて興奮気味にがなりたてる夏侯惇を見つめ、漸く腹を括った。

「わかった…元譲、孫堅の所へ行ってくれ……しかし、あやつには充分に気をつけるのだぞ?」
「大丈夫だ、二度と遅れは取らん」

根拠の無い自信に、得意げな夏侯惇を不安そうに横目で見ながら、曹操は溜息をついた。










「よく来た、夏侯惇…董卓討伐の時以来だな。会いたかったぞ」
「孫堅殿、この度は客将としての受け入れを承諾していただき、有り難く存じる」
「おいおい、堅苦しい挨拶など無用だろ?」

夏侯惇は、荊州へ進軍中の孫堅軍に来ていた。曹操の為、孫堅軍の内情を調べるという使命を帯びて。
孫堅の方も、その事はわかっているが、快く受け入れた。
その心は、内情など探られようが俺にはどうということはない。という自負からと、反董卓連合軍の陣営で、
曹操の側に侍る夏侯惇を一目見てからいたく気に入っていたからだっ た。

すらりとした長身に艶やかな長い髪を背に流し、なによりそのコロコロと変わる表情が面白い。
側において眺めたら、さぞ楽しいだろうな…と。

「夏侯惇…あれからどうだった、曹操にお仕置きでもされたか?」

ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべ、肩に腕を回してくる孫堅に夏侯惇は眉をしかめた。
しかし、その顔はあの夜の事を揶揄され、思い出したように真っ赤だった。

「ふっ、お前はほんと隠し事ができんな」
「くっ…余計なお世話だっ!」
「さて、客将とはいえ、我が孫堅軍に猛将夏侯惇が来たんだ。こんな時期だから大した物は出せんが、ちょっ
とした宴の準備をしてある。歓迎会といこうじゃないか」

肩に回した腕を一向に離さず、孫堅は半ば引きずるように夏侯惇を一番大きな天幕の前へと連れて行った。
そこには進軍中にも関わらず、宴と呼ぶに値する程の食事と酒が用意してあった。

どうやら兵糧の心配はない。っということか…

夏侯惇は、目の前の料理を見て一人ごちる。

「どうだ?美味そうだろう?」

手を掴むと強引に席に着かせる。孫堅も当然のように隣へと腰を下ろした。
軍を代表する武将たちも辺りに輪を作る様席についている。董卓討伐のおりに見た顔がちらほらとあった。

「お前たち、夏侯惇は知っているな。曹操のとこの将で、曹操の大事な従弟殿だ。粗相の無いよう頼むぞ」

大事なというところに含まれた意味がある事に夏侯惇はすぐに気づく。
キッと横目で睨むが、孫堅はおどけるように軽く舌を出しただけだった。

「さて、それじゃ、夏侯惇の歓迎と、これからの我が軍の前途を祝い、飲むとしよう」

孫堅が杯を掲げると宴は始まった。

武将達が代わる代わる酌をしにくる。
実は酒は苦手だとは言い出せず、夏侯惇はちびちびながらも酒を口にした。
もう何人目の酌を受けたか…瞼が重くなってきた事にまずいな、と首を数度振る。

「どうした、夏侯惇?」

ニヤニヤと笑いながら聞いてくるが、どうやら孫堅は夏侯惇が酒に弱い事などすぐに見抜いた様で、ふらつく
体を支える様に腰に腕を回してきた。

「…らいじょぶだ…さわるな…」

大丈夫だと言いつつも、すっかり呂律が怪しくなっているのがおかしくて孫堅は笑う。

「こら、無理をするな。今日はこれで止めておけ」
「ぅ……もうしわけない…」
「かまわん、肩を貸す、天幕へ戻るぞ」

大柄な夏侯惇を肩に担ぐかの様に立たせ、夏侯惇用にと用意された天幕へと向かった。


「ほら、しっかりしろ」

天幕に入り、寝台へと夏侯惇を降ろす。

「んー…すまない…」

申し訳なさそうに謝る夏侯惇の近くに椅子を持っていき、腰を降ろすと、片手に持ってきた酒瓶を呷る。
胸が高鳴るのは酔いのせいだけではないと孫堅は思った。

酔いに高潮した頬と浅く喘ぐような呼吸…

夏侯惇のその痴態とも見える姿に、孫堅は舌なめずりするといきなりのし掛かかった。

「っ…孫堅っ!!」

慌てて押し返そうとするが、酒に酔った体で抗っても簡単に押さえつけられてしまう。
孫堅は夏侯惇の体を強引にうつ伏せにひっくり返すと、乱暴に鎧を剥ぎ投げ捨てる、みるみる間に下半身を露
わにされ、悔しさと羞恥に歯を食いしばった。

「抵抗するな。…あれから何度となく夢に見たぞ…この体」

双丘を撫で回す手に逃げようと体を捩る、それを逃がさぬとばかりに腰を掴み引き寄せ、口に酒を含むと舌を
使い後孔に酒を流し込む。

「うぁっ!熱っ…やめっ…」

腸を焼くかの如く苛む熱に、夏侯惇の体が跳ね上がる。孫堅は腕に力を込め、暴れる体を押さえ、また一口含
み同じように流し込んだ。
腸壁から直にアルコールを摂取し、抵抗する力は簡単に失われてしまった。
夏侯惇は寝台に力無く体を横たわらせ、ぼんやりとした眼差しを向けまま、ただ苦しげに息を乱す。

「どうだ、これはキクだろう?」

そう言って、酒に濡れた窄まりに舌を這わせる、ひくつく様子が誘っているようで、ゆっくりと指を沈めた。

「んっ…ゃ…さわるな…」

内壁を擦るように指を抜き差しし、丹念に酒を塗り込める。
ピチャと水音がしだしたのを確認すると、孫堅はくの字に指を折った。敏感になった中を引っ掻かれ、途端夏
侯惇の体が大きく跳ねる。

「相変わらず敏感な体だな…曹操に仕込まれたか?」
「くっ…俺の体もっ…命もっ‥全て、曹孟徳のモノだっ!」
「ならば、いつまで曹操のモノでいられるかな?」

底光りする様な眼差しで射られ、夏侯惇は抵抗しかぶりを振った。

「ほら、いくぞ…しっかり力を抜いていろよ」
「嫌だっ…ぐっ…ぁあっ、孫堅っ」

突然いきり勃った自身を突きたてられ、夏侯惇の欲が衝撃に弾けた。敷布を白濁の液体が汚す、達した体はガ
クガクと小刻みに震え、孫堅を煽った。

「堪え性がないな…」

揶揄するように耳元で囁かれ、顔が熱くなっていく。悔しさを耐えようと拳を握り締める手が震えていた。

体が燃えるようだった。

曹操との情事でもこれ程までに感じた事はなかった。腸壁を焼くのは酒なのか、または孫堅の楔なのか

理性も何もかも真っ白に吹っ飛ぶ程の快楽の前では、違いなど感じとる事は出来ない。
閉じられる事なく上げ続ける嬌声と、浅ましく顎を伝う唾液、敷布に染みを作るのを霞んだ視界で見ていた。

「クッ…そんなに締め付けるな……わかっているか?お前は乱暴に抱かれる程淫らに乱れることを…」
「ぁっ…やっ‥違っ…やめろっ…ぁああっ!」

腰を掴み容赦なく突き上げられ、夏侯惇の欲望が再び弾けた。

「っ…いくぞっ!しっかり受け取れ!」
「嫌だっ!やめ…中だけはっ…っ、嫌だっ、孟徳ー…」

助けを求めるように愛しい名を叫ぶが、助けなど現われはしない…
自分自身で孫堅の元に来る事を希望し、まかせろと大見得をきって初日からこの有様だ…
夏侯惇の目から涙が溢れる。
ドクドクと波打つように孫堅自身が震え、吐精した事を、達したばかりの敏感な体は生々しく感じ取った。

「ひっ…ぅあっ…」

背筋を伝うゾクリとした感覚に、夏侯惇は体を震わせる。
ズチュっという粘着質な水音をたて、孫堅が夏侯惇の体から出て行った。
支えを無くし、寝台に力無く崩れ落ちる。
続き後孔を伝って精が流れ出た。

「お前は、俺との方が相性がいいようだな…」

そう耳朶を噛みながら囁かれ、夏侯惇は止まらぬ涙を静かに流し続けた。








また長いっつの!(笑)尻切れ臭いっつの!(爆死)
またまた前置き長すぎて、無駄に長いエロ垂れ流し…
虎魄さんとのメールで語り合った、酒を使ったプレイ…おいおい;急性アルコール中毒には気をつけましょうね(笑)
酒飲めない人にこんなことしちゃいけません!(いや、誰もしないから;)
まだ続きそうなヨカーン
何故か一部文字化け・・?どうしてだかさっぱりわかりませんよ;
そして、またエロで鬼畜で変態な文台様に気分を害されたとしても、添花は責任取りませんのであしからず(笑)

2005.10.04